目標設定とキャリアアップの関係

自身のキャリアに合わせて無理のない目標設定を

介護職の目標設定はキャリアに合ったものにすることが重要

自身のキャリアに合った目標設定は、介護士が成長を図るうえで大切なことです。そして、その目標に向かって努力して、目標を達成していくことが大事です。まずは、介護職としてどれだけの期間働いているかに注目してみましょう。例えば、働き出してまもない介護士は、介護の基本的な知識や技術を身につけ、安全に業務を行うことが必要です。仕事の指示を出してもらい、その業務をこなしていくことから始まるでしょう。そういったことに慣れてきたら、自ら積極的に行動していくことが大事になってきます。利用者さんの顔と名前を覚えることを目標にしてみるのもよいでしょう。期間を定めて取り組むとよいです。できることから確実にクリアしていくことが大切です。

入職間もない頃は特に、日々の業務の中で上手くできないことや苦手なことも多いでしょう。それらをクリアするためにできることは何かを考えます。コミュニケーションを取ることが苦手だと感じていたら、コミュニケーションに関わる書物を使用して1ヵ月間勉強する等、具体的に行える目標を設定します。そして目標を達成し、それをコミュニケーションに活かすのです。できそうなことから始めてクリアしていくことで、どんどんスキルアップでき、達成感も得やすいです。自身のキャリアに合わない目標を掲げると、目標を達成できず、喜びも感じられないといった状態になることが多いです。目標設定をする際は、現在のキャリアをふまえて、実現できることを目標にすることが重要です。